こんにちは。
久しぶりにNetflixのドラマのお話をします。
好きなドラマって言うよりは、なんか考えさせられる・・・って感じかな?
それはユダヤ教というあまり私の生活の中では出てこない事柄だから。
私の中で身近なユダヤ的はコトといえば、「アンネの日記」のアンネ・フランクさん。
幼少期から何度も読んだし、アムステルダムの博物館にも行ってみた。
だけどイスラエルなんて日本から相当離れているからか、ユダヤ人に対してそこそこ知ったかぶりでやり過ごしてたみたい。(今もデリケートな問題たくさんありますしね)
世界の富豪とか成功している人でユダヤ系多いなぁとは思ってましたが、だからってそーんなにも世界中に散り散りで存在しているなんて考えてもいなかったです。
アメリカのドラマを見ていると、けっこうな割合でユダヤ系のお話がサラッと出てきてずっと気にはなっていたのですが、人口の割合が多いんだろうな!くらいに思ってました。
家族がすごく過干渉でちょっと親戚関係とか窮屈〜、割礼話とか職業は弁護士が多い・・とかね。
本やイラストとかで想像するに、黒い服を着て、黒い帽子、なんだか男性の髪の毛はクルクルしている・・みたいなイメージ。
それは合っているようでちょっとそのハマり具合でちと違う?みたいな。
身の置き方で、と言うか生まれ育った場所で・・なのかだいぶ生き様が変わっていくんだな・・と。
なので、自分のためにもNetflixで今観れるユダヤ系のドラマをピックアップしてみますね。
私のバイブルドラマ「FRIENDS」の中で、ロスとモニカんちはユダヤ系。
なのでハヌカ(ユダヤ教の祝日でお祭り)って言葉を知ったし、ロスがハヌカを息子に教えたいのね〜とか、フレンズ見てて当たり前に受け入れてた自分がいますね。
同じ製作陣のドラマ「ビッグバン・セオリー」ではハワードがユダヤ系。
まぁ顔立ちとか揶揄されたり、確かバーミツバの話が出たり(ユダヤ的成人式)「FRIENDS」より多く大胆にユダヤ系について踏み込んだお話してましたね。
ユダヤ系は弁護士多いし、コールセンターはインド系が多い!とかね。
結婚相手のバーナデットは確かカトリック!
ちなみにエイミー役の方は(写真左)ユダヤ系の話をいろんなところでしてますね。
私の中で、彼女の顔立ちはユダヤ系ぽい。わし鼻がそう思わせるのかなぁ?
私、ミュージカル系のドラマあまり得意じゃないんですけど、このドラマはめちゃくちゃ面白かったです。急に歌い出しちゃう系。
一言で言うとすんごいストーカーなんですけど、行き過ぎててもう笑っちゃうw
初恋の男の子に偶然再会したのを機に、彼をとことん追いかけて恋を成就させようとする女性の物語。(彼はアジア系)
てな感じで、主人公のレベッカの実家もけっこうアクの強いユダヤ系。
家族や親戚行事を疎ましく思っているけど拒否できない・・・
主人公もユダヤ系に多い弁護士だし、、JAPって言葉初めて知りました。
日本人の揶揄かと思ったらジューイッシュアメリカンプリンセスって言うらしいです。
へぇ。
ちなみに主人公レベッカが私はユダヤ系なの!って誰かに言った時に、見えないね!とか言われていたので、確かに彼女は典型的な顔立ちとは違うんだろうなぁと。
(シーズン毎に体格が大きくなっていくのもポイント!)
「モティの目覚め」
スイスに住むユダヤ人青年の恋の物語(コメディ)
ここら辺から、世界中にユダヤ系は存在するし、だけどもみんな同じくそこそこ厳しい環境(価値観、結婚など)で生活してるのかなぁと思い始めました。
*もちろん、非ユダヤ教徒からすると、ですね。
親が勝手に決めた結婚相手は嫌だ!ってとこから物語は始まります。
まぁでも思春期の子が考える異性に関することは割と世界共通なんだな!とも思えました。
「アンオーソドックス」
これはね、実話がベースなので説得力あるし、ニューヨーク付近でこんなことあるのか??と思えます。(実際、現在もこの生活の方は大勢いる)
アメリカの元超正統派(ウルトラオーソドックス)のコミュニティにいらした方が書いた本なので、すごい重いです。でも見応えあります。
ブルックリンで育っているのに英語は話さずイディッシュ語のみ(おおよそユダヤ語という解釈)。
携帯もPCもテレビもなし。歌も歌えず女性はスカートに分厚いタイツ。
数十分から数時間しか会ったことのない異性と若くして結婚させられ、女性は結婚後は髪を剃り、カツラで頭髪は隠さないといけない。
男性はほぼほぼ勉強(ユダヤ教について)する一生なのかな。
女性に求められるのはたくさん子供を産んで、いい母親になることだけ。
たくさんの子供を産んで育てて次世代にもユダヤ教徒の子供たちを残すこと・・。
この物語の主人公はこの窮屈な生活から逃げることを決意するのですが、ユダヤ人のコミュニティって情報網すごいので、こんなにも簡単に見つけられちゃうんだ・・と思いました。
自分なりに疑問も出たり、勉強になったし、もっと知りたくもなりました。
こんなの今の時代にあるのか??いいと思ってるの?とかね。
特に私も一応女性という身分なので、自分の存在が軽んじられる!と思うとちょっと我慢できない部分も多かったです。
でもこのドラマを見ることによって、彼らの生き様?のようなものを少し理解はできましたし、信じることへの揺るぎない信念のようなものをひしひしと感じましたよ。
主人公が脱米し、ドイツで生活していく中でパンツを着用していき、最後はハーフパンツを着ていることでどんどんコミュニティの生活からの離脱みたいのを感じ取りました。
(女性はスカートしか履けないので)
祈りを捧げるときに腕に太いものを巻いたり、頭にGoproみたいのをつけたり、割と準備物も多いんだなぁとも。すっごい前後に揺れるのはなぜ?とか(男性のみ)
まぁ、でも、そう、なんか外野がガタガタ言えるものではないなぁと。
長くないし、とても理解を深めるのにおすすめのドラマです。
「アンオーソドックス」の裏側のストーリーですが、これも合わせた観たほうがより一層深く超正統派の方々のことを知ることができます。
彼らが被っている帽子の話とか出てくるので少しは理解できました。
本編は息が詰まる感じでしたが、こちらは役者さんが笑顔で話したりしててちょっと嬉しかったり。
「シュティセル家の人々」
イスラエルのドラマ。
こちらもユダヤ教の中でも厳格な超正統派の地区で暮らすファミリーのお話。
と言っても、「アンオーソドックス」のような閉塞感まではいかず、可愛いおばぁちゃんがアメリカのドラマにハマっているのを息子が苦々しく思っていたり、、なんとなくわかっていてもやめられないものに対する思いとか、もちろん結婚は親が決めたりするのですが、劇中では自身が恋をするというシーンもあるし。
いとこ同士で結婚とかはいまいちうーーんでした。(昔はどこでもありましたけどね)
そう、浮気もあるし、人間味があるドラマ。
なんとなく嫌いになれないシュティセルさん家の人々って感じ。
このドラマでもっと色々日常的なことを知ったような・・・。
なんで男性は荷物がビニール袋なんだろ?とかは思っちゃうけどw
カバンもたないんですよねー。カバンは華美なものに属するのでしょうか?
結婚後の女性もカツラにバラエティ求めるなら地毛でよくない?とか思っちゃう。
あと、炭酸水好きだな、、とか。ちょっと可愛い。
本家本元イスラエルのテレビドラマだから、普通にちょっとほっこりするような笑っちゃうようなシーンも多々あり、楽しく見れたかな?
宗教観に関してはもちろんなんでーー?ってなることもありますが、信じている人にはそれが正解なんでしょうし、イスラエルの中でもこのドラマの中の家族は超正統派なのできっちりかっちり戒律を守りながら生きてるだけなんですもんね。
*普通の方々もいるってことは(服装とか戒律とかも)見ててわかりました。
もし今、何か面白いのないかぁ?と思っているのなら「シュティセル家の人々」はおすすめです!悲壮感がそこまでない?みたいな感じ。
そうそう、このドラマの中で子役やってた子(ルハミ役)が、「アンオーソドックス」の主役張ってます!
すっごいいい女優さんです。ちょっとナタリー・ポートマンを彷彿させるなぁと思いましたが、ナタリー・ポートマンも確かイスラエル生まれですもんね。
彼女はシラ・ハースさん。将来有望なんじゃないかな?
「ユダヤ人だらけ」
フランスの中のユダヤ人の話。
コメディですね。英語のタイトルがThey Are Everywhereなので、ほぼ邦題と変わらないw
アルジェリア系ユダヤ人の監督イヴァン・アタルが奥様シャルロット・ゲンズブールと共演(いっつも共演してないか??)
生意気シャルロットが懐かしい!シャルロット・ゲンズブールをまた観れる!って嬉しさもあるし、まぁこの映画は揶揄している部分が多いので、気軽に観たい時向けですね。
ユダヤ人なのにお金ない!とかやっぱりユダヤ系は金儲けが上手!ってことなんでしょう。
まぁドタバタ感ありのコメディタッチの映画。お時間あれば。
「ワンオブ・アス」
打って変わって本当のユダヤ教のコミュニティで生活していた人々のドキュメンタリー。
これを見ると、そのコミュニティから抜けた後の生活は想像以上に辛いものだとわかります。
いやだ、いやだと思っていても勉強しておけば良かったなぁとか思うのは自分のせいだけども、宗教以外は不要!って勝手に学ぶ機会を奪われていたとしたら、そこから抜け出したあとは世間との格差や常識のなさに愕然としちゃいますよね。
ましてや女性は離婚が難しいし、親権は確実に取れないし、這い上がるのは至難の技。
そんな現実を知ることができるドキュメンタリーです。
出演をしている方の苦労、苦悩が伝わってやや重い気持ちになります。
でも知らないより、知っていた方が私はいいと思えます。
彼らは抜け出した後に自分を取り戻すために時間が必要なんだなと。
お金も時間もかかるってほんと大変です。
「マイ・アンオーソドックス・ライフ」
1個前のドキュメンタリーとは逆にコミュニティから抜け出した後、大成功を収めた女性のリアリティ番組なのかな。
これはね、すごい一つの成功例なのでみんなんがみんなこうなるとは限らないですね。
40歳くらいまでただのコミュニティの中で暮らす主婦だったなんて嘘みたい!!
超正統派から抜け出したのはすっごい努力をしたと思うし、勇気と決断力と運がいい感じに動いて今がある!みたいな。
写真のは主人公の方の娘!(なぜか)
たった10時間くらいしか会ったことのない人と結婚して4人の子供に恵まれたのにも関わらず、急に原理主義に疑問を抱き、コミュニティを出ることを決意して着々と準備を進め、ビジネスで大成功を収めちゃうリアルアメリカンドリーム。
ストーリーを見るに、彼女のコミュニティは携帯は使えたっぽい。
でもコーシャーフォンだとあまり外の情報は入らないみたいだけど(それがあるのが逆に不思議)、お子さんはインスタ とかTikTokとかやってるみたいなので、そこまで厳しくはないのかな?と踏みました。
人生の半分は抑圧されていて、急に自由になったんでもうハッチャケっぷりがすごい!
お買い物の仕方とか私の記憶するマイケルジャクソンみたいw
もうすごい買う、買う!気前もいいしね。そしてエロい!
子供の前でもへっちゃらでバイブとか出しちゃうからw
お節介もすごいんだけども、悪い人ではなさそう。ただビジネスが身内で固めがち・・、これってちょっとユダヤコミュニティっぽいのかな?
まぁ信じる人は家族だけなんだろうなぁとも思います。
今のところシーズン1のみ。続くのでしょうか?
なんとなく、なんとなくカーダシアン家を彷彿させてきましたよ。
子供たちがね。(お金遣いとか、、、)
4人の子供たちももちろん速攻で洗脳が解けた子、徐々に派、まだ浸かっている、、とそれぞれ違うんですよね。これはリアル。
人それぞれタイミングが違うだろうし、自分のペースで歩んでほしいです(なに目線?)
まぁこちらはリアリティショーなので、興味ある方は!
実際問題、超正統派のコミュニティから抜け出せたのはいいものの、その後苦しみ、自ら命を断つ選択をする方も多いそうで、、コミュニティの中も外も同じく辛い・・なんて生き地獄ですね。
誰かに頼ることとか難しいでしょうし、ツールもないだろうし、きっと受け皿はあるのでしょうがたどり着けない人が多いのかな。
まぁ私ができることは知ること!
良くも悪くも、それは受け止める人がひっそり決めればいいですしね。
私はアーミッシュの本とか読むの好きなのですが、これはまたちょっと毛色がまた違うな・・・と。
ほんの少しつい先日書いたドラマの「ハンドメイズテイル 」に通ずるものがあるのかな?
なんとなく女性は抑制されて声を上げづらいとかね。まぁこれはフィクションですが。
いろんなドラマを見ていて色々勝手ですが感想書きたいなぁと思いながらもやらぬままだったので、少し書くことができでよかったかな。
今回はネットフリックスで見れる、ユダヤ的なドラマの紹介でした〜。
ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございます。
女性は子孫を産んで増やせ!みたいのはこのドラマにも通じるような・・・。